関市にある介護施設セービングの後継者候補・佐藤慎太郎さんの講話、思わず胸が熱くなる内容でした。
言葉1つひとつに迷いがなく、しかしその奥には今まで積み重ねてきた経験と、前職の西京銀行で過してきた時間の深みが感じられ、静かに心を揺さぶられました。
特に心に残ったのは、総理大臣の言葉を引用し、佐藤さんが語られた「これからは働いて働いて働いて働いて働いてまいります」という言葉です。
その一言に、利用者さんやご家族、共に働くスタッフ、そしてお亡くなりになったお父さんへの深い敬意が込められていて、思わず息をのみました。
これは、理念や使命感といった抽象的なものではなく、日々の現場で向き合ってきたからこそ出てくる、重みのある言葉だと感じます。
さらに、後継者として会社を“受け継ぐ”のではなく、“未来へつなぐ場所へと育てていきたい”と私にはそう言っているように感じられ、会場の空間は強さと優しさが同居していました。
今回の佐藤さんの講話は単なる決意表明ではなく、人を思う心と覚悟が真っ直ぐに響くものでした。
「この人たちが未来をつくっていくのだな」。そう思わせてくれる、希望に満ちた時間でした。

















































